日記 + 最新小説保管 / 創作・版権二次創作 / 同性愛要素、性表現含
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ガンダムOO劇場版
青い鳥壊して(火黒)
幸せの青い鳥(火黒)
あの日ボクは、幸せの青い鳥を自らの手で籠から解き放った。
未練がなかったのかと聞かれれば、それは嘘になる。誰だって好き好んで幸せを手放さないだろう。
けれどあのときのボクには、他に選ぶ道が見えなかった。
着慣れた帝光レギュラーのユニフォームを脱ぐ時間がやけに長く感じられた。
もう二度と着ることのないそれを畳んでベンチに置き、ボクは一人外に出る。
中学三年生の夏。ボクの中でバスケットの火が消えたその日は、やけに空が澄み切っていて青かった。
「ふーん。で、そこまで話して、全中の決勝で何があったかまではまだ言えない、と」
「……すみません」
先ほどコンビニで買ったアイスを袋から出し、それを咥えた火神君がやれやれと肩をすくめる。
昼間はそこそこ賑わうこの公園も、だいぶ薄暗くなってきたせいか辺りに人影はない。ボクらの座っているベンチを照らす、背の高い街灯の明かりにつられて集まった虫たちくらい。
部活の後、火神君をこうしてわざわざ公園へと誘ったのには理由がある。
今日ボクは、彼に中学時代の話をするつもりだった。
何故ならもうすぐ地区予選が始まる。誠凛が勝ち続ければ、同じ東京都の高校へと進学した『彼ら』と確実に戦うことになる。
その前に伝えたいことがあったからなのだけれど、部分部分を端折ってしまった為に、結局上手く話せなかった。
火神君が呆れるのも無理はない。ボクは話をまとめようとして端折ったのではなく、意図的に肝要な箇所を削っていたのだ。それはすなわち、まだボクがあのときの詳細を口にする勇気がないことを示している。
聞いて欲しいのに言えないというこの矛盾をどうしたものかと俯いていると、火神君がボクの顎に空いている手を添え、やや強引に持ち上げた。
唇が重なりそうな、火神君の吐息がかかるほど近い距離。
「黒子」
「……なんでしょうか」
「俺は別に無理して聞く気はねーからさ。話したいって思ったときに、またこうして誘ってくれればいい」
「ありがとうございます」
「いいから、んな顔すんなって。俺にしてみれば、お前がこうして話そうとしてくれたことだけで十分嬉しいし」
ボクの顎を解放した火神君は、サイダー味のアイスをかじるように食べながらフッと微笑んで、ボクの頭を乱雑に撫でた。
仕草はぶっきらぼうな部分が多いけれど、アメリカからの帰国子女の所為か、火神君の言葉は非常にストレートで判りやすい。そのうえ表情が豊かで感情がダイレクトに伝わってくるから、一緒にいて安心する。
この人の前では、ボクはありのままの自分を出していていいと思えるのだ。
「sweet」
「はい? ……んっ」
不意打ちで耳元にキスされたボクの体に甘い電流が走り抜ける。
唐突に告白されて、恋人として付き合い始めて一週間。火神君との関係はキス程度のプラトニックなものだったけれど、こういう触れ方をされたのは初めてだった。
一応健全な高校生男子として、火神君が望んでいるだろうことは判るけれど、男同士という未知の世界にどう対応したものか迷ったボクは、とりあえずボクの耳を弄り続ける火神君をぐっと押しやって体を引き離した。
当然のように不満そうな顔を浮かべる火神君に、ボクはきっぱりと言い放つ。
「火神君、ダメです」
「弱気な顔が可愛かったから、つい」
「ついじゃありません。時と場所と、ボクの気持ちを考えてください」
「いいじゃん。好きな奴を可愛がりたいってのは、男なら思って当然だぜ?」
それに、と火神君は、それまでと打って変わった低いトーンで、まるで喉の奥から搾り出すように言葉を繋ぐ。
「俺は今すぐにでもお前の中から『青い鳥』を追い払いてぇんだよ」
そのまま力強く抱きすくめられたボクは、火神君の言葉を瞬時に理解した。
青い鳥──火神君は日本語、特にことわざや慣用句が苦手だ。にもかかわらずボクが話の中で使った比喩表現の意味を勘で把握したのだ。
すなわち、青い鳥が指し示すものがボクにとって特定の人物だということを。
「せめて、ここはダメです」
「じゃこのまま俺んち行こうぜ。いいだろ?」
微かに火神君の腕が震えているのを察したボクは、頭で考えるよりも先に首を縦に振っていた。
未練がなかったのかと聞かれれば、それは嘘になる。誰だって好き好んで幸せを手放さないだろう。
けれどあのときのボクには、他に選ぶ道が見えなかった。
着慣れた帝光レギュラーのユニフォームを脱ぐ時間がやけに長く感じられた。
もう二度と着ることのないそれを畳んでベンチに置き、ボクは一人外に出る。
中学三年生の夏。ボクの中でバスケットの火が消えたその日は、やけに空が澄み切っていて青かった。
「ふーん。で、そこまで話して、全中の決勝で何があったかまではまだ言えない、と」
「……すみません」
先ほどコンビニで買ったアイスを袋から出し、それを咥えた火神君がやれやれと肩をすくめる。
昼間はそこそこ賑わうこの公園も、だいぶ薄暗くなってきたせいか辺りに人影はない。ボクらの座っているベンチを照らす、背の高い街灯の明かりにつられて集まった虫たちくらい。
部活の後、火神君をこうしてわざわざ公園へと誘ったのには理由がある。
今日ボクは、彼に中学時代の話をするつもりだった。
何故ならもうすぐ地区予選が始まる。誠凛が勝ち続ければ、同じ東京都の高校へと進学した『彼ら』と確実に戦うことになる。
その前に伝えたいことがあったからなのだけれど、部分部分を端折ってしまった為に、結局上手く話せなかった。
火神君が呆れるのも無理はない。ボクは話をまとめようとして端折ったのではなく、意図的に肝要な箇所を削っていたのだ。それはすなわち、まだボクがあのときの詳細を口にする勇気がないことを示している。
聞いて欲しいのに言えないというこの矛盾をどうしたものかと俯いていると、火神君がボクの顎に空いている手を添え、やや強引に持ち上げた。
唇が重なりそうな、火神君の吐息がかかるほど近い距離。
「黒子」
「……なんでしょうか」
「俺は別に無理して聞く気はねーからさ。話したいって思ったときに、またこうして誘ってくれればいい」
「ありがとうございます」
「いいから、んな顔すんなって。俺にしてみれば、お前がこうして話そうとしてくれたことだけで十分嬉しいし」
ボクの顎を解放した火神君は、サイダー味のアイスをかじるように食べながらフッと微笑んで、ボクの頭を乱雑に撫でた。
仕草はぶっきらぼうな部分が多いけれど、アメリカからの帰国子女の所為か、火神君の言葉は非常にストレートで判りやすい。そのうえ表情が豊かで感情がダイレクトに伝わってくるから、一緒にいて安心する。
この人の前では、ボクはありのままの自分を出していていいと思えるのだ。
「sweet」
「はい? ……んっ」
不意打ちで耳元にキスされたボクの体に甘い電流が走り抜ける。
唐突に告白されて、恋人として付き合い始めて一週間。火神君との関係はキス程度のプラトニックなものだったけれど、こういう触れ方をされたのは初めてだった。
一応健全な高校生男子として、火神君が望んでいるだろうことは判るけれど、男同士という未知の世界にどう対応したものか迷ったボクは、とりあえずボクの耳を弄り続ける火神君をぐっと押しやって体を引き離した。
当然のように不満そうな顔を浮かべる火神君に、ボクはきっぱりと言い放つ。
「火神君、ダメです」
「弱気な顔が可愛かったから、つい」
「ついじゃありません。時と場所と、ボクの気持ちを考えてください」
「いいじゃん。好きな奴を可愛がりたいってのは、男なら思って当然だぜ?」
それに、と火神君は、それまでと打って変わった低いトーンで、まるで喉の奥から搾り出すように言葉を繋ぐ。
「俺は今すぐにでもお前の中から『青い鳥』を追い払いてぇんだよ」
そのまま力強く抱きすくめられたボクは、火神君の言葉を瞬時に理解した。
青い鳥──火神君は日本語、特にことわざや慣用句が苦手だ。にもかかわらずボクが話の中で使った比喩表現の意味を勘で把握したのだ。
すなわち、青い鳥が指し示すものがボクにとって特定の人物だということを。
「せめて、ここはダメです」
「じゃこのまま俺んち行こうぜ。いいだろ?」
微かに火神君の腕が震えているのを察したボクは、頭で考えるよりも先に首を縦に振っていた。
WJ43本誌感想
一方通行(日向←伊月 女性向)
いい友人で、頼れる主将。それだけだと思っていた。
それがいつから変わってしまったのか。あいつ──日向順平と初めて出会ったのは、バスケ部の勧誘を受けたとき。やけに耳触りの良い、ハキハキとした通る声に思わず足を止めてしまった。
新設校である誠凛は既存の部活が一つもなく、やる気のある奴が部の創設を申請するところから始まる。
俺はというと、高校で何をしようか特に考えていなかった。経験もまったくないのにバスケ部へと入ったのは、中学時代ずっと文化部だったので高校では体を動かしたいと、そう思っていたところに、一番最初に勧誘された運動部だったからだ。
正直なところ、運動部であれば別にバスケでなくとも構わなかった。身体能力自体はそこまで高くないけれど、運動神経にはそこそこ自信があるから、どこに入ってもそつなくこなすことが出来ただろう。
仮入部期間が始まったばかりだから、もっとじっくりと考えても良かった。
ただ、足を止めた俺をバスケ部に誘う日向の視線があまりにもまっすぐで、こいつと同じ頂を目指せたら高校生活が充実するような気がして、気づいたら俺は入部希望の用紙にサインをしていた──それが、今から一年前の話。
あれからずっと俺は日向と共にいる。部活が終わったあと、こうして一緒に帰ることも多い。
「なあ伊月、お前数学の課題やった?」
「課題ってゴールデンウィーク前に配られたプリントのことか」
「そうそう。あれ、どうしても解けない問題があってさ」
「丸写しならやめておけよ」
こいつがそんなことする筈ないのを判っていて釘を刺してしまう。何を言えばどんな反応が返ってくるか、それが予測できる程度には付き合いが深いと自負している。
──ただし、あくまでも友人として。
予想通り、日向の目が「んなわきゃねーだろが」と俺に向く。
「ダァホ。身につかんよーなこと頼むかよ。解き方のヒント教えてくれるだけで十分だっつの」
不意に軽く額に程近いあたりを小突かれた俺の時間が一瞬止まる。
耳を塞ぎたくなるほど煩く早鐘を鳴らす心臓を宥めるため、俺は小さく深呼吸した。
ああ、もうこいつは。
深い意味のないだろうその行為が、俺にどれほどの衝撃を与えるか。
その瞬間が俺にとってどれだけ幸せなのか。
今俺が平静を装うことにどれほど必死でいるのか。
もしもそれらを知ったなら、日向はいったいどんな顔をするんだろうか。
「はいはい。お前のクラス、次いつ数学ある?」
「いつだったかな。ああ、明日の五限目だ」
胸ポケットから取り出した生徒手帳に視線を滑らせ、記載された時間割を確認しながら日向が頷く。
「そんじゃ明日の昼休みに部室な」
「んな短時間で大丈夫か?」
「俺が教えるんだから大丈夫」
「自分で言うか」
笑いながら突っ込みを入れてくる日向を見ていると、胸が締め付けられて苦しい。
信頼できる友人であり、主将。そんな日向への感情が変わったのは──いや、この想いを構成する感情が友情だけではないのだと確信したのは、おそらく木吉の存在が日向にとって重いのだと心底知ったあの日だろう。
部の創設者で唯一の経験者だった木吉を、俺や日向含め皆が頼っていた。
誠凛バスケ部の支柱だった木吉が休学することになったとき。体育館裏で一人、肩を震わせ涙を流している日向を見てしまった俺は、木吉のことは勿論心配だったが、それ以上に木吉に対して嫉妬している自分に驚いた。
落胆する日向を支えたいと心から思うと同時に、日向の心を占めている木吉が羨ましくて妬ましくて仕方なかった。
あれ以来、俺はイーグル・アイを磨いてきた。ゲームメイクを学び、誠凛バスケ部の柱となれるように尽力してきたつもりだ。
だがポイントガードとして、部のまとめ役として。日向にとって俺は、入院を余儀なくされてしまった木吉の代わりなのだろうか──日向はそんなことを考える奴じゃないと判っていても、時折よぎる馬鹿馬鹿しい不安に押しつぶされてしまいそうなときがある。
いっそこの一方通行の想いを打ち明けてしまえば、少しは楽になれるのだろうか。
けれど打ち明けてしまえば、こんな風に他愛のない空気を共有することは出来なくなるかもしれないのだ。
「伊月」
「……え?」
「何ボーっとしてんだ。信号青だぞ」
「ああ、悪い。ちょっと新入部員のこと考えてたんだ」
流石に「信号が赤の間ずっとお前のことを考えていた」とは言えず、もっともらしい理由をつけて釈明する。
ああ、と納得した日向がうんうんと頷いた。
「確かに今年の一年は色々とやんちゃだからな。気苦労も多いだろうけど、なんかあったら言えよ?」
俺は主将なんだからさ、と日向が俺に優しく微笑む。
心に掬った堂々巡りの蜘蛛の巣を吹き払ってくれるような笑顔に癒された俺は、素直に礼を述べた。
「ああ、ありがとう」
思いを打ち明けてしまたいという気持ちと、この関係を続けたいと望む気持ち。両者がせめぎ合っていつまでも決着がつかない。
けれど、おそらく今年中には木吉が帰ってきてくれる。そのとき、俺の気持ちにもまた変化が生まれるだろう。
日向の優しい笑みを見て俺は、今はまだこのままでいいのだと心の中で頷いた。
それがいつから変わってしまったのか。あいつ──日向順平と初めて出会ったのは、バスケ部の勧誘を受けたとき。やけに耳触りの良い、ハキハキとした通る声に思わず足を止めてしまった。
新設校である誠凛は既存の部活が一つもなく、やる気のある奴が部の創設を申請するところから始まる。
俺はというと、高校で何をしようか特に考えていなかった。経験もまったくないのにバスケ部へと入ったのは、中学時代ずっと文化部だったので高校では体を動かしたいと、そう思っていたところに、一番最初に勧誘された運動部だったからだ。
正直なところ、運動部であれば別にバスケでなくとも構わなかった。身体能力自体はそこまで高くないけれど、運動神経にはそこそこ自信があるから、どこに入ってもそつなくこなすことが出来ただろう。
仮入部期間が始まったばかりだから、もっとじっくりと考えても良かった。
ただ、足を止めた俺をバスケ部に誘う日向の視線があまりにもまっすぐで、こいつと同じ頂を目指せたら高校生活が充実するような気がして、気づいたら俺は入部希望の用紙にサインをしていた──それが、今から一年前の話。
あれからずっと俺は日向と共にいる。部活が終わったあと、こうして一緒に帰ることも多い。
「なあ伊月、お前数学の課題やった?」
「課題ってゴールデンウィーク前に配られたプリントのことか」
「そうそう。あれ、どうしても解けない問題があってさ」
「丸写しならやめておけよ」
こいつがそんなことする筈ないのを判っていて釘を刺してしまう。何を言えばどんな反応が返ってくるか、それが予測できる程度には付き合いが深いと自負している。
──ただし、あくまでも友人として。
予想通り、日向の目が「んなわきゃねーだろが」と俺に向く。
「ダァホ。身につかんよーなこと頼むかよ。解き方のヒント教えてくれるだけで十分だっつの」
不意に軽く額に程近いあたりを小突かれた俺の時間が一瞬止まる。
耳を塞ぎたくなるほど煩く早鐘を鳴らす心臓を宥めるため、俺は小さく深呼吸した。
ああ、もうこいつは。
深い意味のないだろうその行為が、俺にどれほどの衝撃を与えるか。
その瞬間が俺にとってどれだけ幸せなのか。
今俺が平静を装うことにどれほど必死でいるのか。
もしもそれらを知ったなら、日向はいったいどんな顔をするんだろうか。
「はいはい。お前のクラス、次いつ数学ある?」
「いつだったかな。ああ、明日の五限目だ」
胸ポケットから取り出した生徒手帳に視線を滑らせ、記載された時間割を確認しながら日向が頷く。
「そんじゃ明日の昼休みに部室な」
「んな短時間で大丈夫か?」
「俺が教えるんだから大丈夫」
「自分で言うか」
笑いながら突っ込みを入れてくる日向を見ていると、胸が締め付けられて苦しい。
信頼できる友人であり、主将。そんな日向への感情が変わったのは──いや、この想いを構成する感情が友情だけではないのだと確信したのは、おそらく木吉の存在が日向にとって重いのだと心底知ったあの日だろう。
部の創設者で唯一の経験者だった木吉を、俺や日向含め皆が頼っていた。
誠凛バスケ部の支柱だった木吉が休学することになったとき。体育館裏で一人、肩を震わせ涙を流している日向を見てしまった俺は、木吉のことは勿論心配だったが、それ以上に木吉に対して嫉妬している自分に驚いた。
落胆する日向を支えたいと心から思うと同時に、日向の心を占めている木吉が羨ましくて妬ましくて仕方なかった。
あれ以来、俺はイーグル・アイを磨いてきた。ゲームメイクを学び、誠凛バスケ部の柱となれるように尽力してきたつもりだ。
だがポイントガードとして、部のまとめ役として。日向にとって俺は、入院を余儀なくされてしまった木吉の代わりなのだろうか──日向はそんなことを考える奴じゃないと判っていても、時折よぎる馬鹿馬鹿しい不安に押しつぶされてしまいそうなときがある。
いっそこの一方通行の想いを打ち明けてしまえば、少しは楽になれるのだろうか。
けれど打ち明けてしまえば、こんな風に他愛のない空気を共有することは出来なくなるかもしれないのだ。
「伊月」
「……え?」
「何ボーっとしてんだ。信号青だぞ」
「ああ、悪い。ちょっと新入部員のこと考えてたんだ」
流石に「信号が赤の間ずっとお前のことを考えていた」とは言えず、もっともらしい理由をつけて釈明する。
ああ、と納得した日向がうんうんと頷いた。
「確かに今年の一年は色々とやんちゃだからな。気苦労も多いだろうけど、なんかあったら言えよ?」
俺は主将なんだからさ、と日向が俺に優しく微笑む。
心に掬った堂々巡りの蜘蛛の巣を吹き払ってくれるような笑顔に癒された俺は、素直に礼を述べた。
「ああ、ありがとう」
思いを打ち明けてしまたいという気持ちと、この関係を続けたいと望む気持ち。両者がせめぎ合っていつまでも決着がつかない。
けれど、おそらく今年中には木吉が帰ってきてくれる。そのとき、俺の気持ちにもまた変化が生まれるだろう。
日向の優しい笑みを見て俺は、今はまだこのままでいいのだと心の中で頷いた。
ABOUT
● このブログはクロストラブル/38.1の高山アキが執筆する、サイトやイベント関連のご連絡・萌語りなどの雑記と、小説の新作をupしておく保管庫場となっております。
● 小説は、サイト内に移動されたものから、一定期間をおいてこちらからは削除させていただきます。
● ジャンル・CPなどよろずとなっておりますので、各記事の説明書きをお読みの上、閲覧ください。
● 小説は、サイト内に移動されたものから、一定期間をおいてこちらからは削除させていただきます。
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